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□その関係の名は
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くの一に課せられる任務は実に多様だ。女は、男のように腕力がないから、頭脳を使ったり、「女にしかできない」ことが任務として回ってくる。
その中でも色事は、くの一の最重要任務と言えるだろう。
正に、「女にしかできない」任務だからだ。

「時間ぴったりだね。」
「先生とは違うわ。」
「あははっ、そうか。」

わたしは、小さなソファーに腰を降ろす。ここにも、来慣れた。
ここは、上忍待機室「人生色々」の奥にある秘密の部屋で、「雅」と呼ばれている。
つまりは、上忍がくの一に色事の修行をつけるための部屋だ。

「今日はヤマトとデートだったわけ?」
「え?」

カカシ先生の言葉に、びっくりする。何で解ったんだろう。何も言ってないのに。
先生ががゆっくりと近づいてくる。

「うれしそうな、悲しそうな顔してる。」
「…。」

先生の指摘は的を得ていた。
久しぶりのヤマト隊長との時間。最近任務が続いていたから、本当に待ち望んだ時間だった。
そんな時間のあとの「修行」。わたしの心中には、うれしさと悲しさが混在していた。

「明日は任務だよね?てことは今日はヤッてないわけだ。」

先生は言いながらわたしの服に手を伸ばす。
わたしは一度目を瞑った。
この手が、隊長のだったら。これから抱かれる人が、隊長だったら…。
今日のかっこよかった隊長を、瞼の裏で必死に思い出そうとした。

「じゃあ今日は激しくしようかな。」

瞼の裏に蘇りかけた隊長の姿は、カカシ先生の声に掻き消された。
もう、わたしの目にヤマト隊長は映らない。

「…俺に抱かれるのがそんなに嫌?」

先生はわたしの服を全て脱がし、下着だけの姿にする。
わたしは黙ったまま。何も口にしたくなかった。頭では解っているから。
抱かれるのは嫌に決まってる。でも、抱かれなかったら、ヤマト隊長の傍に居られなくなる。
くの一でいるためには、この「修行」から逃げられない。

「っ!」

そんなわたしの唇を、先生がいきなり塞いできた。さっき隊長がしてくれたキスとは正反対に、荒々しいキス。

チュ…チュクッ。

淫媚な水音がする。先生がわざと音を立てているのが解る。

「んっはっ…。」
「そんな態度とられると、めちゃくちゃにしたくなるんだけど。」

先生はそう言うと、ベッドにわたしを押し倒した。
素早く自分も服を脱ぐ。
そしてすぐに覆いかぶさってきて、またキスをされた。
唇を強く吸われる。舌が口内に滑り込んできて、舐め回された。

「はっはぁ…。」

吐息が漏れるが、満足な呼吸が許されない。
歯列を舐められると、舌も吸われた。

先生は、キスを止めると、一旦ベッドから離れた。ギシッという音がする。
そして引き出しから何かを取ると、再びわたしにまたがった。

「今日はこれでも使いますか。」
「…何?」
「ローション。」

え?と驚くわたしの体を抱き起こすと、後ろから素早く抱き締める。
そして間髪を入れずに、胸をやんわりと揉みだした。

「あ、あんっ。」

声が出る。そして先生は、わたしの胸を揉みながら、耳を舐めてきた。
わたしは耳が弱い。チュッという音が耳元で響き、身を捩った。

「おっきくなったよね、胸。」
「あっ。」

先生が頂を摘んだ。瞬間、ビクンと体が反応する。人差し指で弾くように頂を刺激された。

「好きな男に抱かれてるからかな。」

ククッと薄く笑うと、先生は乱暴に胸を揉みしだいた。

「あっ、いやっ。」

カカシは一旦手を止め、ローションに手を伸ばす。ローションは、小瓶の中に入っている。
わたしの胸の上で、小瓶を傾けると、トロリと垂れてきた。

「きゃっ。」

冷たいローションの感触。わたしは小さく悲鳴を上げた。
たっぷりとローションを垂らすと、先生は小瓶を棚の上に置いた。

先生は、ゆっくりとローションをブラの上から伸ばしはじめた。

ヌチュ。ニチャ…。

ローション独特の感覚がわたしを貫く。

「あっあんっ!あっあっあっ。」

声がいつもより格段大きく出てしまう。
ヌルヌルとした感覚と、先生の指の動きがたまらなく気持ち良かった。
カカシ先生は、ブラの上からわたしの頂を捜し当て、クリュと刺激した。

「ああんっ!」

耐えきれない快感に、わたしは大きく鳴いた。
身体中の感覚が乳首に集まっているような感じがする。

「ダメ!あんっ。」

先生は、ローションまみれになったブラを取り、直に胸を刺激し始めた。
ヌルヌルの胸が顕になる。頂を集中的に弄られた。

「あっは…はんっあんっ!」
「ヤマトとはこんなことしないわけ?」

先生は冷静な声で問う。でもわたしには解る。今先生はきっと笑ってる。わたしのことを、嘲笑ってるんだ。
こんなことをしているときに、ヤマト隊長の名前を出さないでほしい。隊長が汚れちゃう。
…汚れているのはわたしか…。

「あっ…。」

先生の質問に答えないでいると、右手がわたしのショーツの中に入ってきた。
わたしは咄嗟に身を捩る。
「あーあ、こんなに濡らして。トロトロじゃない。」

先生がわたしの耳元でそう言った。
言わないで…そんな風に言わないでよ。

「ヤマトがこれ見たら、どう思うかな?」

言いながら先生がゆっくりとわたしの秘部を撫でる。ローションとわたしの水で、そこはすぐにヌルヌルになった。
こんなとこ、隊長に見せられるわけないじゃない。何言ってるの?

「止めて。」
「ん?」

先生がクリの周りを触る。いつもそう。限界ギリギリまで、先生はわたしの体を焦らす。

「ヤマト隊長の名前を出すのを止めて。」
「…。」

一瞬、先生の手が止まった。
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