書庫
□フリー・カクテル
2ページ/2ページ
「先生。」
わたしは、投げられた服を結局着ないで先生を呼ぶと、裸のまま、先生に手を差し伸べた。
部屋の中の冷たい空気が、体にまとわりつく。
「もう一回したい。」
そう言ったあと、わたしはようやくカカシ先生の顔を見た。
色違いの瞳が語っている。目の前のわたしを欲しているのを。
「…いいよ。」
そう小さく答えると、カカシ先生はわたしの胸に手を伸ばした。
素早くわたしの後ろに回ると、胸を揉み、乳首を優しく刺激する。
一晩に何回しても、先生はちゃんと丁寧な愛撫からセックスを始める。
どんなに前のが残っていて濡れていても、必ずイかせてから挿入する。
それは、愛情の現れ。
「あっ…。」
先生の手が、クリに伸びた。
気持ち良くて、頭が真っ白になってしまう。
今日イかされるのは、一体何回目だろうと一瞬考えたあと、わたしの思考は停止した。
「サクラ…。」
とめどない快楽の中で、ふと考えた。
名前を呼んでくれる先生の唇と頭の中をわたしが動かして、一言あの言葉を言わせることが出来たら…って。
好きだよ。愛してる。
end.