書庫

□フリー・カクテル
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「先生。」

わたしは、投げられた服を結局着ないで先生を呼ぶと、裸のまま、先生に手を差し伸べた。
部屋の中の冷たい空気が、体にまとわりつく。

「もう一回したい。」

そう言ったあと、わたしはようやくカカシ先生の顔を見た。

色違いの瞳が語っている。目の前のわたしを欲しているのを。

「…いいよ。」

そう小さく答えると、カカシ先生はわたしの胸に手を伸ばした。
素早くわたしの後ろに回ると、胸を揉み、乳首を優しく刺激する。

一晩に何回しても、先生はちゃんと丁寧な愛撫からセックスを始める。
どんなに前のが残っていて濡れていても、必ずイかせてから挿入する。

それは、愛情の現れ。

「あっ…。」

先生の手が、クリに伸びた。
気持ち良くて、頭が真っ白になってしまう。
今日イかされるのは、一体何回目だろうと一瞬考えたあと、わたしの思考は停止した。

「サクラ…。」

とめどない快楽の中で、ふと考えた。

名前を呼んでくれる先生の唇と頭の中をわたしが動かして、一言あの言葉を言わせることが出来たら…って。


 好きだよ。愛してる。


end.
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