短い文章☆
□★クリスマス☆
2ページ/3ページ
……準備ばっちりなのは、うん…。
宍戸さんは俺への一言は無いんだな…
宍戸さんらしいかな、うん。
宍戸さんの家に着いたら宍戸さんにたっぷり温めてもらおう♪
またしばらく歩いたら宍戸さんの家が見えてきた。もう少し……
もう少し……
あれ?
宍戸さんの家の前に立ってる人がいる…
誰だろう?セールスの人かな……
少しずつ宍戸さんの家に近付くと、家の前に立っている人が誰だか分かった。
「……宍戸さん…」
回りをキョロキョロ見渡してる宍戸さんが、俺に気付いて手を振っている。
俺は、買ってきたケーキの存在なんて忘れて、宍戸さんに走り寄った。
「宍戸さん!あのっ、なんで外にいるんですかっ?!外、寒いでしょう??」
俺が詰め寄る様に言うと宍戸さんは拗ねた顔になった。
「…ぅんだよ。喜ばねぇのかよ…」
「え……?」
宍戸さんが言った言葉の意味が俺は分からなくて、首を傾げる思いだった。
だって、外は凄く寒いから…
「お前がメールで『早く会いたい』なんて送ってくるから、ちょっとでも早く会えるよに外で待ってたのによ…。お前の反応がそんなんじゃ…」
・