novel.01

□スキンシップ
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リボーンには触られるのが嫌いみたいだし、スカルにいたってはメット被ってるし、

だったらもうアイツしか居ない!!



「コロネロ・・・・」



「おい、ツナ?!」



久しぶりに遊びに来てえらく上機嫌なツナに勧められてお茶を飲んだり寛いでたら
いきなり座っているソファに押さえ付けられた



「なぁ、コロネロ。もぅ我慢出来ないんだ。」



頬を赤く染めて、潤んだ目で見つめられてはたまらない。

しかもソファで半ば押し倒された様な体位

好意を持っている相手にそこまでされれば慌てるのも無理はない



「おい!ちょとまてコラ」



「・・・・抱かせて?」



「・・・・」



爆弾発言

無言になってしまったコロネロに綱吉はコテン、と首を傾げ



「駄目?」



「駄目に決まってるだろーっ!!」



かなりショック!みたいな顔をされても無理だ

絶対嫌だ、と目で言ってやれば



「なんで?!別に良いだろ?!」



「いいワケないだろ!コラ!!」



男としてコレは譲れない



「何でだよ!ケチ!!」



「ケチだと?!」



「別に良いじゃないか!!
抱っこしてホッペ触ったり頭撫でたりするくらい!!」



「・・・・は?」



話を聞くとどうやらこいつは俺の頬っぺたを触りたいらしい。
言い方が悪い。



「リボーンは触られるのが嫌いみたいだし、スカルはメット被ってるし、おじさん悲しいよ」



俺に馬乗りになったまま、もう23歳になる(その割りにはまだ十代に見られる事さえある恐るべき若々しさを誇る)ボスは哀愁を漂わせながら泣き真似を始めた

まったく、たまったもんじゃない



「好きにしろ、コラ」



「マジで?!じゃ、さっそく」



立ち直り早いなコラ!!


綱吉嬉々としてコロネロの頬っぺたを触り始めた



「あ〜、やっぱ若い子はちがうなぁ〜、気持ちいぃ〜Vv」



まぁ役得か、と好きにさせていたら



「「なにして(やがる)(るんですか)」」



扉をブチ破って現われた二人の少年(オプションは額には青筋、背後には黒いオーラ)



「見たら解るだろ?」



綱吉は平然と言ってのけるが、

現在状況
ソファに重なり合った二人、最初に抵抗したので二人とも衣服は乱れており、綱吉はコロネロの頬っぺたに触れたの嬉しかったためか頬は赤く染まり、目が潤んでいる。

見れば絶対誤解を受ける状況だと解って無いのは綱吉ただ一人だろう。

リボーンとスカルの青筋&黒いオーラ三割増。



「「コロネロ(先輩)、離れ(やがれ)(てください)」」



引き裂こうとした二人に綱吉が嫌々離れ、立つ前にコロネロの髪にキスをしたので
さらに二人の機嫌が悪くなるのだが、綱吉の



「触らせてくれるのはコロネロだけだよな〜オジサン寂しいよ」



発言に己の言ったことや姿を悔やむのだった。








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