那岐の部屋

□‡なっとお‡C
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遠夜…



人を回復させるはず。その遠夜が…僕のせい…
あの黒い影のせいで遠夜が…



「那岐…」



思い悩むななんて言ったら…言っても…
「布都彦?僕に…いや…良いよ!」


ああ…
「何か手伝い出来るなら…いや…何でも…」
うん!

「布都彦が一緒で良かったよ!僕一人だったら…」
ああ…
暗くなった部屋の明かりをつけた。


ん?
「何か食べれるもの作るか?」
あ…
そうだね!
いつも遠夜に任せっきりだから…
忘れてた…



「僕も手伝うよ」
ああ…
二人でキッチンに入る。
遠夜がキレイにしてくれて…泣いちゃダメだ…

「那岐…」
大丈夫だから…
遠夜みたいに元気づけられないかもしれない…

「ありがと…」
シューシューとお湯が沸いた。
「ラーメンで良いか?遠夜にはお粥で…」
布都彦…
段取り良いんだ…

「ああ…」
僕は布都彦の作ってくれたお粥を遠夜の…
「布都彦一緒に…」
え?

良いから…だって…
「那岐…」


遠夜と二人きりが良いと思ってたから…驚いた。何故?



遠夜…
早くよくなって…


続く
20101112
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