那岐の部屋

□‡なっとお‡C
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放置…プレイ?



那岐…オレと入れ代わりにベッドに寝ている。
きっと…オレが倒れたから責任感じて…


「遠夜…」
こんなところで…二人だけに出来ない。
「布都彦が居てくれて助かった…オレだけでは」
苦しそうに胸を掴んでいた。

「遠夜…無理するな」
ポケットの中からプルプルと音がする。ん?
あ…
前に預かっていた丸いボタンを押した。

「大丈夫か?」
赤い髪のヒノエがニッコリ笑って現れた。

「ふーっ!ったく懲りませんね!」
マントをなびかせて弁慶が言う。
ああ…そうなんだ!

今までの経緯をかいつまんで話した。

「那岐は自分のせいだと思ってる」
ええ…それが罠だとしても…那岐には拒否する訳にはいきませんから。

え?
地朱雀だから?

「遠夜…も同じでしょう?あなたも…」
え?
まさか…

3人とも同じ術に掛けられている?
「遠夜に黒い影を見た時点で那岐にも…ね!」
強力な幻術…

「出入口の結界は大丈夫だったぜ!」
ついて入ったか?


那岐の不可思議な行動はやっと意味が分かった。操られていたんだ!那岐程の霊力を持っていても…那岐…


「ここは一度作戦会議をしませんか?」
弁慶…
「分かった…」
何が正解か分からない。
那岐がバカな事をする前に…
そうだった…


続く
20101124
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