捧げ物

□君は僕のシモベ
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天気は快晴。午前の部の乱闘を終えたネス達子供組は、玄関前の庭に集まっていた。

「今日は何して遊ぼうか!」

皆が考えている時、ネスが提案した。

「かくれんぼしようよ!」

「かくれんぼ? なんか在り来たりだな・・・」

ポポやトゥーンが半ばつまらなそうな顔をした。

「つまらなそうな顔するなよー! 今回のかくれんぼはちょっと違うルールなんだ!」

「今回は違うのか・・・どんなルールになるの? ねぇ!」

少し違うルール、と聞いてワクワクするポポ達をぐるりと見回したネスは黒い笑みを浮かべてルールを説明した。

「それはね・・・『王様かくれんぼ』だよ」

「「王様かくれんぼ??」」

トゥーン達が首を傾げていると、「まぁ聞いて」とネスがルールを説明し始めた。

「鬼が一番最初に見つけた人に一日なんでも命令できるんだよ!」

なんか面白そう・・とポポ達が話している中、リュカだけは表情を曇らせていた。
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