捧げ物

□彼女こそ俺のDestiny
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赤い帽子と、緑の甲羅。

勝つのはどっち?




赤い帽子を被った一人の男が、鼻歌を歌いながら廊下を歩いていた。
その手には、薔薇などの赤い花を束ねた花束を持っていた。

「これを渡せばピーチ姫は俺のことを認めてくれるかも・・・グフッ」

一人いやらしい笑いをしながら廊下を急ぐ。
すると廊下の曲がり角で、何かとぶつかった。

「「いってぇ・・・」」

マリオは速く立ち上がり、ぶつかったモノを見た。
マリオよりも大きい体格、体中にあるトゲ、緑の巨大な甲羅。

「クッパ!? どうしてくれるんだ、お前のせいで愛の花束が台無しだ!」

するとクッパも起き上がり、すかさず言い返した。

「なんだとぅ!? お前のせいで愛のブローチが割れてしまったではないか!」
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