捧げ物

□とっかえっこ
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下の階からの騒ぎ声で目を覚ました僕。
ふと時計を見ると針は7時半を指していた。まだリンク兄ちゃんが朝御飯を作っている時間だ。
まだ寝ていてもいいんだけど、下のほうが騒がしくて二度寝しようにもできなくなってしまったんだ。
まだ重い瞼をこすりつつゆっくりベッドから起きた。

「・・・あれ?」

立ち上がってみると何かがおかしかったんだ。
なんか・・目線がいつもより高くなってるような?
しかも周りをよく見たら僕の部屋じゃない・・。

「おいっ、スネーク大丈夫か!?」

考えてるとリンク兄ちゃんが血相を変えてドアを蹴破ってきた。
なんなの、もう。
・・ん、スネーク?聞き間違いかなぁ。

「兄ちゃんも寝ぼけてるの・・? 僕スネークさんじゃなくてリュカだよ・・?」

「クソッここもか!」

そう言うと同時にリンク兄ちゃんは隣の部屋へと駆け込んでいった。
なんなんだ・・・と思いつつふと自分の手を見た。なんか大きいんだけど・・。
そしてまじまじと自分の体を見てみた。
大きな手のひら、ガッシリした体・・・恐る恐る鏡を見てみるとそこに映ったのは僕の顔じゃなくて・・。
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