捧げ物
□君は僕のシモベ
4ページ/6ページ
「・・・あっ、何だよこれ! ネス何して・・・」
「そうそう・・・後暴れないようにコレかけておかなきゃ」
そう言うとネスはリュカの体に手をかざした。
するとリュカの体は徐々に痺れて動けなくなった。
「何が起きたかわからないだろうから教えてあげるよ。これは『パラライシス』といって相手の体を痺れさせちゃうPKなんだよ。おもしろいでしょ?」
身動きができないリュカは静かに笑うネスを恐怖の目で見つめることしかできなかった。
するとネスはリュカの耳元に近づいて囁いた。
「これからリュカは僕の『シモベ』だよ? 覚えておいてね。それとしばらくここに監禁という形で閉じ込めておくよ」
それを聞いたリュカは嫌だというように首を横に振ろうとしたが痺れて動けない。
ネスはリュカの頭を掴むと、頭を縦に頷かせた。
「そう! 君は僕のシモベなんだから僕の言うことはちゃんと聞いてよね!」
「ちょっと待ってよ・・・ルールでは一日のハズでしょ? まさかこれから毎日・・・」
ネスはリュカの言葉を聞いてクスクスと笑い出した。
「まぁそのハズなんだけどね。リュカは親友だから特別にこれから毎日って事にしてあげる。ウレシイでしょ?」