捧げ物
□護り護られ
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もう自分で自分の身を護れる。
多分どんな敵にも立ち向かえるだろう。
ということは、心の奥で「君を護る」と誓った俺は
「君にとって必要のない存在になるのか」
俺は小さく呟いた。
すると俺の隣に影が近づいてきた。
「・・リンク?」
振り向くとそこには愛しい君。
すると君は微笑んだ。
「リンク、必要ないなんて言わないで」
「・・・聞こえてたのか」
俯く俺の隣に座り、君は静かに口を開いた。
「貴方は私がもう一人で何事にも立ち向かえると思っているかも知れない」
「・・何でわかるんだよ。俺が思っていた・・事」
心の奥を見透かされたような気がして、俺は焦りだした。