捧げ物

□探偵だよ リンクさん
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今監視するのは危険だと思った俺は、ひとまずその場を離れ、ポポとナナの部屋に忍び込み監視カメラを取り付けた。
・・・俺のほうが犯罪級な事をしているような気がしなくもないが、仕方ない。

夜7時。夕食を終えたメンバー達はそれぞれ自分の部屋に戻ったり夜の部の乱闘にいったりして食堂は静かになった。
ポポがリュカ達と一緒に部屋に入っていったのを確認した後、俺は急いで部屋に戻り、監視カメラの映像をチェックした。

「今日の乱闘楽しかったね〜」

「うん! アイク兄ちゃんが天空で復帰しようとした時にマリオさんのポンプで押し出されて落ちたときは・・・もう腹抱えて笑っちゃった!」

「・・でもそのせいで4分間追い掛け回されたんだけどね」

どうやら午前の乱闘の様子を話しているようだ。
会話が変わり、今度はネスが乱闘の様子を話し始めた。

「僕もね、今日はホームランバットで3点も取ったんだよ!」

「すごい! 流石だな〜。どうやって3回も当てたの?」

「カービィとドンキーが食べ物に夢中になってる隙に狙ったんだ。こういう風に構えて・・・振って!」

そういうとネスは立ち上がり、バットを取り出してスイングした・・・次の瞬間監視カメラの映像が砂嵐になり、付けていたイヤホンから大音量が流れリンクの耳が痺れた。

「ごめんごめん。勢いよく振ったらバットが手から離れちゃって、ハハハ」

すると天井からバットが刺さって壊れた監視カメラが落ちてきた。

「え・・・何これ・・・? 監視カメラ!??」

「落ち着いてナナ! でも何で監視カメラが・・」
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