捧げ物
□探偵だよ リンクさん
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一方気を失ったリンクは目を覚まし、何が起こったのか頭の中で整理した。
「ネスの奴・・・絶対カメラ狙ってバットから手を離したな・・・」
だが悔しがっている暇は無く、リンクは次の作戦を練った。
・・そうだ。昼間子供達が遊んでいた所を探ってみれば・・。
そう考えたリンクは庭を調べる前にある助っ人を呼んだ。
「・・・何で俺がお前の為なんかに・・・ブツブツ」
「そう言うなって。ライバルのよしみでいいだろ? アイク」
「ふざけんな! 何がよしみだ・・・ん?」
するとアイクは暗い中に白い四角のような物を見つけた。
「なんだあれ、豆腐か?」
リンクは有り得ねーよ、と思いつつ白い物に手を伸ばすと意外とペラペラだった。
よく見るとB4サイズの紙に曜日の欄などが書いてあり、そこにネスやトゥーンの名前が書かれていた。
「おい、これ・・・当番表じゃないか。やっと見つけたぜ・・手がかりをな」
「手掛かり・・・? てかお前が探してたのってソレかよ! こんな紙切れ一枚で俺の事呼び出しやがって・・俺は帰るぞ」
するとアイクは「豆腐じゃないのかよ・・・」などと文句を言いつつ屋敷に戻っていった。
リンクはアイクの後姿に礼を言いつつ、自室に戻って拾った当番表を調べた。