捧げ物
□探偵だよ リンクさん
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「え〜と何々･･･注意書きから読んでみるか」
・朝は6時半までに起きて餌やりを済ますこと。
・朝早くトレーニングしてるアイク兄ちゃんやファルコンさんに気をつけること。
・餌をあげた時の様子をノートに記録しておくこと。
・餌は当番で決めた人が順番に買ってくること。
･･なんだこりゃ。餌付けをしているという事は隠しているのは動物か何かか？
当番表の裏を見るとそれぞれの曜日の担当ごとに名前が記されていた。
火曜日の所にネスの名前があった。そういえば今日は火曜日･･。
だからあんな朝早くに起きていたのか。
「だとすると･･･明日の水曜日担当のリュカをつけていけば何を隠しているか分かるんだな」
そう思った俺はなるべく早めにベットに潜って目を瞑った。
今日は色々と疲れていたせいかよく眠ることができた･･･。
そして朝。昨晩はよく眠れたお陰か、5時半に起きても全然つらくなかった。
さっさと着替えた俺は早めに玄関の隅に隠れて、リュカが出てくるのを待った。
待つこと10分。2階から眠そうな目をこすりつつ、スーパーの袋をぶらさげながらリュカが降りてきた。
そしてしきりに辺りを見回しながら、『扉』のある部屋へ向かっていった。
リュカは『扉』を開けて、亜空の森に行った。後をついていくこと10分。
着いた所は涸れ井戸がある小屋だった。
リュカは小屋のドアを開けて中へと入っていった。
俺はそっと小屋の窓から中を覗いてみた。