○●ボーラードのルール●○
一人でプレイするボーラードのルールについて説明しています。

ボーラードとは
ボーラードは、10個のカラーボールを使った、ボウリングのビリヤード版ゲームです。
ボーラードは、通常のビリヤードとは違い、1人でプレイするゲームです。また、ボーラードは、プロテストの実技種目にも採用されていて、自分のビリヤードの力がそのままスコアになる、ある意味シビアなゲームです。
ボーラードの基本的なルール
ボーラードの基本的なルールは、次のとおりです。
・ボーラードは、ボウリングと同様に、1ゲーム10フレーム、1フレーム2イニングで構成される。
・ボウリングと同様に、1フレームで10個の的球をポケットする。
・1イニング目に的球をポケットできなければ、1イニング目は終了となり、そのままの状態で2イニング目のプレイを継続する。
・1フレームに2回ミスすると、そのフレームは終了となる。フレームが終了すると、再度的球をラックしなおし、次のフレームの開始とする。
・テーブル上のどの的球を狙ってもよい。ただし、的球は全てコールショットでポケットしなければならない。(ブレイクショットを除く)
・ブレイクショットで的球がポケットされなかった場合は、ブレイクショット後の状態から1イニング目をスタートする。
・ブレイクショットで的球がポケットされた場合は、1イニング目がスタートされたとしてプレイを続ける。
・ブレイクショットで手玉がスクラッチするなどのファウルとなった場合は、1イニング目が終了したとしてカウントする。
(つまり、ガーターとして1イニング目の得点は0点となる)
・的球をポケットした数を得点としてカウントする。カウントの仕方は、ボウリングと同じで、ポケットした的球の数をボウリングで倒したピンの数と考えてカウントする。
「コールショット」でプレイする場合は、撞く前にポケットする球をコール(宣言)する必要があります。
ボーラードの並べ方
ボーラードの並べ方については「ゲーム別ボールの並べ方」のページを確認してください。
ボーラードにおけるファウル(反則)について
ボーラードにおけるファウル(反則)は、次のとおりです。
・手玉がスクラッチしたとき
・手玉を一度に二回以上撞いたとき(二度撞き)
・手玉または的球が、ビリヤード台を飛び出したとき
・手玉や的球を触ったり、手玉や的球に衣服が触れたりしたとき(玉触り)
・的球をキューで撞いたとき
・両足が地面から離れた状態で撞いたとき
・手玉がいずれの的球にもあたらなかったとき
・的球がポケットされず、かつ、手玉・的球のいずれもクッションに入らなかったとき(ノークッションファウル)
ファウルとなった場合は、ポケットされた的球は無効となり、フットスポットに戻します。また、そのイニングは終了となります。
ファウルになったときの対応
ボーラードは、プレイヤーが1人のため、ファウルが発生した場合はそのイニングが終了となり、続けて現状の状態から2イニング目を開始します。 (2イニング目にファウルをしてしまった場合は、そのフレームは終了し、的球をラックしなおして次のフレームの1イニング目をプレイします)
ただし、手玉がスクラッチしたり、手玉がテーブルから飛び出した場合は、2イニング目を次のように対応します。
・ヘッドラインの内側の好きな位置に手玉を置き、2イニング目をプレイする。
このとき、ヘッドラインの内側にある的球を狙うことはできなません。
なお、的球がヘッドラインの内側にのみある場合は、ヘッドラインに一番近い的球のをフットスポットに移動し、ヘッドラインの内側からフットスポットに移動した的球をコールしなければなりません。
ボーラードのスコアのつけかた
ボーラードにおけるスコアのつけ方は、ボウリングのスコアのつけ方と同じになります。
・スコアシートはボウリングと同じものを利用する。1イニング目のポケット数、2イニング目のポケット数を記録して、合計得点とする。
・1イニング目で全ての的球をポケットするとストライクとカウントする。(つまり、次の2イニング分を追加カウントすることになる)
・1イニング目でミスをし、2イニング目で残り全ての的球をポケットすると、スペアとカウントする。(つまり、次の1イニング分を追加カウントすることになる)
ちなみに、プロテストでのボーラードの合格点は、3ゲームで630点以上です。1ゲーム平均210点以上のスコアが必要という、超難関なのです。


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