○●ローテーションのルール●○
ポケットビリヤードの中で古くからあるローテーションのルールについて説明しています。

ローテーションとは
ローテーションは、15個のカラーボールを全て使ったゲームです。
ナインボールと比べると、知名度は多少落ちますが、プロアマ問わず、各種の公式大会で採用されている伝統あるゲームです。
ルールはナインボールと比べると、多少複雑になります。
基本はポケットした的球の番号を足して得点とし、先にあらかじめ決められた得点に達したプレイヤーの勝ちとなります。
また、ローテーションは、「コールショット」でプレイする方法と、「ノーコールショット」でプレイする方法の2種類があります。ビギナー・初心者がローテーションを楽しむ場合は、「ノーコールショット」でプレイするとよいでしょう。
「コールショット」についての詳細はコールショットについてをご覧下さい。
ローテーションの基本的なルール
ローテーションの基本的なルールは、次のとおりです。
・手玉は、最初に数の一番小さい的球に当てなければならない。
・数の一番小さい的球に当てていれば、その後どの的球がポケットされても有効となる。
・ポケットした的球の番号がそのまま得点としてカウントされる。
・ゲームの前にあらかじめ設定した得点を先に獲得したプレイヤーが勝ちとなる。(120点先取り・180点先取りなど)
「コールショット」でプレイする場合は、撞く前にポケットする球をコール(宣言)する必要があります。
ローテーションの並べ方
ローテーションの並べ方については「ゲーム別ボールの並べ方」のページを確認してください。
ローテーションにおけるファウル(反則)について
ローテーションにおけるファウル(反則)は、次のとおりです。
・手玉がスクラッチしたとき
・手玉を一度に二回以上撞いたとき(二度撞き)
・手玉または的球が、ビリヤード台を飛び出したとき
・手玉や的球を触ったり、手玉や的球に衣服が触れたりしたとき(玉触り)
・的球をキューで撞いたとき
・両足が地面から離れた状態で撞いたとき
・手玉が最初に数の一番小さい的球にあたらなかったとき
・的球がポケットされず、かつ、手玉・的球のいずれもクッションに入らなかったとき(ノークッションファウル)
ファウルとなった場合は、ポケットされた的球は無効となり、フットスポットに戻します。
プレイヤーの交代
次のような場合に、プレイヤーが交代となります。
・的球、または他のカラーボールがポケットされなかった場合
・ファウルとなった場合
「コールショット」でプレイする場合、コールした的球をポケットすることができなければ、プレイヤーは交代となります。
ファウルとなったときの対応
ファウルによってプレイヤーが交代したときの対応は、次のパターンから選択し、プレイを再開します。
・現状のままプレイする。
・手玉をヘッドライン内側の好きな位置に配置する。
※このとき、番号の一番小さい的球がヘッドライン内にある場合は、その的球をセンタースポットまたはフットスポットに移動しなければならない。
番号の一番小さい的球をセンタースポットまたはフットスポットに配置する。
手玉をヘッドラインの好きな位置に配置し、かつ、番号の一番小さい的球をセンタースポットまたはフットスポットに配置する。
1ラックで規定得点に達しなかったとき
1ラックでどちらのプレイヤーもゲーム前に設定した規定得点に達していない場合、再度全ての的球をフットスポットにラックしなおし、ブレイクショットからプレイを継続します。
このときのブレイク権は、以下のようなルールで決まります。
・最後の的球をポケットした後、手玉が停止した場所がヘッドラインの内側にある場合は、手玉が停止した位置から継続してブレイクすることができる。
・最後の的球をポケットした後、手玉が停止した場所がヘッドラインの外側にある場合は、プレイヤーが交代する。交代したプレイヤーは、通常のブレイクと同様に、手玉をヘッドラインの内側の好きな位置に配置し、ブレイクすることができる。
以降、的球が全部ポケットされた時点で、どちらも規定得点に達していない場合は、上記の手順でラックを繰り返します。


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