Soul=Eater
□儚い誓い
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いつものように、お泊まり室で僕は、ヘヤノスミスに閉じこもっていた。
一体、どれだけの時間が過ぎたのかも分からない。
きっと、真夜中だったんだと思う。
外は意外に暗かった覚えがあるから。
ふと気がつくといつの間にか、僕の中の僕が出ていた。
その僕は、影を思いっきり長くして、壁の所に立つ。
『やぁ、また会ったね』
影はにやりと笑う。
すごく、本当に
嬉しそうに。
「……もう出てこなくていいよ」
枕に顔を埋めて、僕は僕を見ないようにする。
僕が出なくても、自問自答くらいは自分でも出来るようになった。
『言ったでしょ。僕は僕。君と同じクロナなんだよ。結局出てくるしかないんだ』
出てくるしかないらしいから、仕方なく顔をあげて僕を見る。
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