雲雀短編

□それはたまらなく長い時間
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誰かを待たせる時間と、

誰かを待つ時間。


時間はいつだって誰にだって平等に流れるけれど、


誰かを待つだけの時間は、
まるで止まってしまったみたいに緩く流れているような気がする。


誰かを待たせている間は、
早くしなきゃと気持ちだけが焦って時間はそれを嘲笑うみたいに早く流れていくのに。




あなたを待つ私の時間は1分が1時間。


私を待たせてるあなたの時間は今、

どれだけ早く流れてるのかな?






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