秘蜜
□幸福な朝食を君と
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「んっ…んぁ、あっ……」
わかってるのに、
心の中では、
いけないって、
やめなきゃって、
こんなにも否定してるのに。
「いつもよりグチャグチャなのは…っあの人がいるから…?」
体はどうやったって、
いつだって素直。
あなたの綺麗な指先に体をなぞられればもう、
「…ぁん……ひ…ばりさ…っも……無理っ…ぁ」
溺れる以外、
私に出来ることはない。
例え、
施錠したかどうかも覚えていないドア一枚挟んだ向こう側に、
大切な知人がいるのが、
わかっていたとしても。
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