01/10の日記

23:20
ぼくたちのせかいは
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なんのために何がしたいのか。
今必要なのは本当にこれなんだ。この答えなんだ。
答えを見つければそこへたどり着くための道が見えてくる。
それを思い浮かべれば、あとはレシピどおりにケーキを作るがごとく。
最大目標を決めて、そこへ到達するまでの手段を探すのが最も現実的で効率的な方法だ。
厄介なのは、私は思い付きだけで机上の空論を夢想する癖があるということかしら。
面白いという理由だけでなんでもかんでもしたくなる。できないことなどないのだから。
でもそうやって色々と思いついてしまうと、すべてが虚しく滑稽に感じてしまう瞬間がくる。
今だってそうだ。私がやっていることはいつだって滑稽だ。滑稽だと思った瞬間に冷めてしまう。
冷めてしまえばもう夢想しても楽しくない。
世界のすべてが滑稽に見えてくる。何をしていても、どんなふうに生きても滑稽でしかない。
タルト作りに毎日を費やすことも、勉強することも、人と話すことも笑うことも、演技することも。
そのなかで唯一創作物、アニメや洋画は最初から滑稽だと分かっているから楽しめる。
虚構でこそものの本質が見える。偽物は本物であろうとするぶん本物より本物らしい、というアレだ。
逆に本物ほど疑わしいものはないのだ。本物こそ信じるに値しない。本物はただ本物であるというだけで、それだけの価値しかない。
この本物の現実で何をしてもただ滑稽なだけだ。

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