べーこんれたす缶

□病
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「…わ!」


「政宗様!?」


「Ah、大丈夫だ。
何ともねえ。」


最近政宗様はよくつまずく。
険しい山道でも何でもない城内の平坦な廊下だというのに。

右目が見えなくなった直後こそ距離感を掴めず歩く事もおぼつかなかったが、今では独眼竜と名高い武将。

体調でも悪いのか…?

左目だけで政務をこなし戦に出向いているのだから疲れも溜まっているだろう。


変な所で意地を張るこの御方は政務が溜まっても平気でサボるくせに本当に体調が悪い時、心配されるのを嫌がる。

先程からチラチラと後ろを振り返る姿も体調不良を訴えているように見える。顔も赤い。


ここで甘やかすから過保護だと言われるのだろうか。だが戦もなく落ち着いている今、しっかり療養しておいた方がいいだろう。


「政宗様、失礼致します。」


白い額に手を伸ばす。そこまで熱い訳ではないが病は患い始めが肝心だ。


「…本当、お前ってずるい」


「…?」


ふいに襟元を引かれたかと思えば一瞬触れる口唇。すぐに離れた顔は更に赤い。


「小十郎がすっげえいい男だから、見惚れてただけ、だ。」


嗚呼、もう仕方ない御方だ。



それは恋の病!



END


‐‐‐‐‐‐

なんてアホ宗様…orz←
かっこよくないし
凛々しくないし
乙女だしデレてるしorz

うちの筆頭はこんなんです´`

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