小説
□ドキドキの意味は…☆
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僕の名前は、木村 遼 小4
所属チームは、フージャ。てれび戦士で一番、最年少。
ちっちゃいからみんなから「弟」の定義がつけられちゃってる。
「よっ遼くん♪」
そう言って僕の頭を撫でるのは、同じフージャで最年長の裕太くん。
『も〜また、頭撫でてる』
僕は、この弟扱いが嫌だった。
「そんな怒んなよ〜」
裕太くんは、ふざけながら言った。
僕だって…僕だって
てれび戦士になれた時は、すごく大きくなれた気がした。
憧れていた戦士になれたんだ。
だけど入ってみたら僕より大きな人たちばかりだった。
改めて僕が、一番小さいんだって気づかされた。
─ガチャ
その時、楽屋のドアが開いて人が入ってき。
「あれっ?二人共まだいたんだ」
そう言って入ってきたのは、同じくフージャで同じ新人戦士の 山田樹里亜だ。
「うん。僕は、もう帰るけどね」
そう言うと裕太くんは、帰りの準備を始めた。
「…遼は?」
樹里亜が、僕に聞いてきた。
『うん…帰るよ』
僕は、そっけなく答えた。
「…ねぇ!」
僕が、帰り支度を初めているといきなり樹里亜が話かけてきた。
『な なに?』
僕は、驚いて振り返った。
、