紅 蘭 学 園
□転校!?
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『えぇー。そうなことないよぉ〜。それにそんな事になったら大変だもん!』
兄達がそうなると手がつけられないんだから。キレても大変だけど・・・・。
律「はいはい。ほら、香奈も早く上がって、リビングに来なさい。私は食事の準備をするから。」
『は〜い♪』
香奈は自分の部屋に向かった。
私の家は洋風でモダンな作りをしている。
綺麗だけど、無駄にお金かけすぎって私は思うんだよね。
庭は大きいし、廊下は長いから、なかなか部屋につかない。
全く不便だよぉ〜。
しばらくして、香奈は自分の部屋に着いた。
ガチャ
香奈は部屋を見渡す。
『あれ? 何か物が減ってない?』
部屋の中を探ってみると
『やっぱり減ってる・・・・・。
まぁ、いいや。取りあえず、着替えよう。』
クローゼットを開けた。
『・・・・・・。』
香奈は固まった。
しばらくして、肩を震わせ、
『ちょっと、私のお気に入りの服達が無いじゃないの〜!!』
と叫んだ。
そう、クローゼットの中には殆ど服が無かったのだった。
香奈は手短にある服を選んで急いで着替え、慌てて部屋を出た。