桜色舞う頃
□第六話
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【ソレ】を見た瞬間、背筋に震えが走り、次に言いようのない不快感が脳内を占めた。
広間には土方さんと左之、平助の三人。ついで入ってきた山南さんと沖田、私の合計六人。
そして彼らの前に転がされている二人の人物。
白髪頭をした二人には、縄が厳重なほどに巻かれていた。
ソレを眼に入れた瞬間、ゾワリと身体が震え額が熱くなる。
不快だ。その存在が…!
だって…。
シエラ様を冒涜した…っ!
(月ヲ冒涜シタ…ッ!)
許せない…
(許セナイ…)
許サナい…
許サナイ…
許さ…ない…っ
許サナイ…ッ!!!!!!
頭の中で【何か】が爆発した…。
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