桜色舞う頃
□第五話
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冬姫
冬姫…
私ノ半身
私ヲ出シテ
私ヲ 否定シナイデ
幻想、否定はしてないよ
でも…、「何かを無くす」なんてもう嫌なんだ
私は何も失いたくない
残っている「あいつと過ごした記憶の破片」は少ないんだ
大事にしても良いでしょ?
「 」
ああ……声が聞きたいな…
.
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