Poem 2008


□殺したい
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嗚呼




殺したい





後ろから丁寧に





そして深く




もっと深くに・・・












出来ればお前の悲痛な叫び声を




聞いていたい





出来ればお前の真っ赤な流血を





見ていたい







誰にも分からないまま




お前は消える






なんと理想的なんでしょうか










数え切れない動悸の存在





病んだ世界に僕の言葉











ねぇ ねぇ ねぇ




臆病な僕は




目の前のお前に何も言えない







だからせめて





ここでお前を





ここでお前を殺したい














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