ぼかろ小説A

□わたしのもの。
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「…レンのばかっ!…もうきらい。大っきらいっ!!」

「…えっ、あ…。」

もうきらい。

レンなんて、レンなんて…っ!

レンに背を向けて、まるで逃げるみたいにあたしは走る。

あたしとレンは、けんかした。



「…ったく。」

俺は一つ、溜息をついて椅子に腰かけた。

「レンくんも、大変だね…。」

同じ場所、リビングに居たミク姉がそう言って、隣に座る。

「まったく、リンは。」

「…うん。」

ミク姉は、俺の話を時々相槌を打ちながら、聞いてくれた。









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