ぼかろ小説
□あなたがいるとつらいから
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「カイト兄さんっ！」
「…わっ！…どうしたんだい、ミク。」
「えっとね、さっき、リンちゃんとレンくんが…」
あなたは笑う。
楽しそうに、話しながら。
「…もう、あの二人はしょうがないなぁ。」
「ふふ、しょうがないよ。」
「じゃあ、行ってみようか。」
「うんっ！」
楽しそうに。
楽しそうに…。
誰もいなくなった部屋で一人。
「…あーぁ…。諦めた、つもりだったのに。」
小さく呟き、机に突っ伏す。
あなたがあまりにも楽しそうに笑うから。
幸せそうに、過ごしているから。
あなたのその幸せを、壊すことなんて出来ない。
「…惚れた弱み、って奴かしら。」
ただ、あなたの近くで過ごしているだけなのはとてもつらいけど。
パタパタ、とスリッパをはいたあなたの足音が近づいてくる。
「めーちゃん、」
ドアが開いて、
「リンとレンが、すいかをもらってきたんだ。今切ったから、みんなで食べよ？」
「…うん、わかった。行くから、先に食べてて。」
「え、先に？」
「…わかった、今行くわよ。」
「うん、待ってるね。」
パタパタ、とスリッパをはいたあなたの足音が遠ざかる。
あなたにとって、これが一番の幸せなのでしょう？
なら。
私は、このごっこ遊びを続けるわ。
あなたのそばにいたいから。
でも、
あなたがいるとつらいから
（なぜか、つらいの。）（私は、あなたのそばにいたいだけなのに…。）
あとがき
あーく様に頂いたお題、一つ目です。
…えっと。
どんな、かぷですか？←
カイミク←メイ ですかね。
それとも、
カイメイ＋ミク ですか？
または、
カイ←メイ＋ミク …なのかな？
いやいや、まさか。
ミク→カイ←メイ の可能性も…っ！
…もうわかりません。
凍都にも。
あなたがいるとつらいから
そのお題を見たときに浮かんだのが、悲しいイメージだったので、こうなりました。
…そういえば、こういうの書くのは初めてです。
たいてい、幸せに終わったりしてましたから。
あーく様、お題提供ありがとうございます！
…でも、微妙にお題と違うような…。
あなた"が"いると、が、
あなた"と"いると、になってる感じですね。
ご、ごめんなさい。
…が、頑張りますっ！
あーく様、お題提供、ありがとうございましたっ！
7/26 凍都
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