ぼかろ小説
□オルゴール
1ページ/1ページ
「リン…。一緒に、いつまでも。歌を歌おう?」
「…レン…。…うん、いいよ!いつまでもっ!」
オルゴールは、音を奏で続けた。
何度も、なんども。
長い間、音を奏で続けた。
しばらくして。
オルゴールのピンが、一本欠けた。
曲自体には、ほとんど影響が無かった、
だから、あまり気にしなかった。
でも、
時間が経つうちに。
一本、また一本。
オルゴールは、もう、昔のようにきれいな音を奏でてはくれなくなって。
いらなくなって、
捨てられた。
オルゴール
(音を奏でなくなったオルゴールなんて、)(いらない。)
あとがき
あーく様に頂いたお題、三つ目です。
…意味不明文でした。
……はい。
オルゴール、を見て、とりあえず双子が浮かびました。
…なんか、最近悲しいのが多い気がします…。
あーく様、お題提供、ありがとうございましたっ!
8/1 凍都
.