ぼかろ小説

□オルゴール
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「リン…。一緒に、いつまでも。歌を歌おう?」

「…レン…。…うん、いいよ!いつまでもっ!」


オルゴールは、音を奏で続けた。

何度も、なんども。

長い間、音を奏で続けた。


しばらくして。

オルゴールのピンが、一本欠けた。


曲自体には、ほとんど影響が無かった、

だから、あまり気にしなかった。


でも、

時間が経つうちに。

一本、また一本。


オルゴールは、もう、昔のようにきれいな音を奏でてはくれなくなって。


いらなくなって、

捨てられた。



オルゴール

(音を奏でなくなったオルゴールなんて、)(いらない。)



あとがき

あーく様に頂いたお題、三つ目です。

…意味不明文でした。

……はい。

オルゴール、を見て、とりあえず双子が浮かびました。

…なんか、最近悲しいのが多い気がします…。

あーく様、お題提供、ありがとうございましたっ!

8/1 凍都









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