ぼかろ小説
□やんでれら
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あるところに、一人の少女がいました。
その少女は明るい、元気な子でした。
でも、あるとき。
少女の母親が病に倒れ、そのままこの世を去ってしまいました。
少女は母親が大好きだったので、たいへん悲しみました。
しばらくして、少女の父親が新しい母親を迎えました。
それは少女のためにしたことでしたが、その継母はとても意地悪でした。
継母には二人の子供がいました。
その子供たちは少女と同じくらいの年頃の女の子でしたが、その子供たちも意地悪な性格をしていました。
彼女は継母の家事を全て押し付けられ、面倒なこと、大変なことなど、たくさんの仕事をやらされました。
服もぼろぼろで、薄汚れた灰色をしていました。
でも継母は、少女の父親の前ではいい顔をしていたので、父親は全く気が付きませんでした。
少女は父親に言うことも出来ず、
そのまま毎日が過ぎていきました。
少女はずっと家の中にいたので、肌が青白くなりました。
少女には友達がいなかったので、性格が暗くなっていきました。
少女の手首には刃物で傷をつけた跡がたくさんありました。
そんな少女を見て、継母たちは、彼女のことをヤンデレラと呼ぶようになりました。
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