ぼかろ小説②
□あなたを愛してしまったんだ
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わたしは…。
何を考えているの？
ふ、ふざけないでよ。
あなたは、わたしの弟でしょう？
「…リン？…どうしたんだ、俺のこと見て。」
「…な、なんでもないの。」
なぜかわたしの目線はあなたを追うの。
あなたの動作のひとつひとつが気になって。
いつもと違う動作をしていたら、
ちょっと心配に……な、ならないけど。
…どうしたのよ、わたし…。
どこか、ショートでもしてるの…？
「…リン…？」
最近、リンが少しおかしい。
視線を感じる、と思って振り向くと、
リンがこっちを見ていて、慌ててむこうを向いたり。
考え事をしてるかと思えば、
顔が赤くなって、急に頭を振ったり。
…一番おかしいのは…。
最近、リンが俺と話をしてくれなくなったこと。
話しかけても、
「…あ…。」
って小さく呟いて、
逃げるようにその場を離れてしまう。
最近は、俺のことを避けているんじゃないかというくらい。
…もしかして、俺のことを嫌いになったのか、リン…？
…俺は、リンのことがこんなに…。
好きなのに。
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