小話

□雨煙
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-承-

男が庵に入ると、そこにキセルをくわえ髭を蓄えた男が、本を読んでいた

声をかけようとした矢先、座っていた男が顔を上げる

「やぁ。おりびえじゃないか。久しいな」

「相も変わらず晴耕雨読な生活かい。李積」

二人は互いを懐かしむように握手をかわす

「今日はどうしたんだ?」
「実は君に頼みたい事があってね…とりあえず煙草をくれないか?」
「煙草を貰いにわざわざ此処まで?」
「いや違う。率直に言えば君をスカウトに来た」
「ほう」
「我がヘラヘラ団に入ってくれないか?君の知恵が必要なんだ」

おりびえはヘラヘラ団の事と、その現状の危機について熱く語りだした
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