09/18の日記
18:28
「苗場君ってさ、
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明日死ぬって言われたらどうする?」俳優は脈絡もなく、そんな質問をしていた。
「変わりませんよ」苗場さんの答えはそっけなかった。
「変わらないって、どうすんの?」
「ぼくにできるのは、ローキックと左フックしかないですから」
「それって練習の話でしょ? というかさ、明日死ぬのに、そんなことするわけ」可笑しいなぁ、と俳優は笑ったようだ。
「明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?」文字だから想像するほかないけれど、苗場さんの口調は丁寧だったに違いない。「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
―鋼鉄のウール 伊坂幸太郎『終末のフール』
いやー、なんかハッとさせられるような、ホッとするような小説でした☆
僕はこの小説の登場人物である苗場さんみたいにストイックに悔いのない生き方はできないだろうけれど、
万が一、僕が21日に逝くことになったとしても後悔しないくらいの20日にしたいなぁ。
なんてちょっとセンチメンタルひろし(Gt.)でした☆
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