SS
□Sweet
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私の通う学校ではなぜか風紀委員会が学校を支配している
彼らの言うことは絶対。もし逆らおうというのならば病院行きは確実だ。
そしてそんな奴らの頂点に君臨するのは、黒髪の美少年。
実は彼のことが好きなんだけど、まわりが怖くて近寄ることすら出来ないんだ
その美少年くんは今、目の前で持ち物チェックを実行している。
両脇に風紀委員。ゴツいなー。雲雀さんが余計に小さく見える。
「これ、学校に必要ないよね。没収」
「ああ!俺のP●Pが!」
「何?文句でもあるのかい?」
あれ?ちょっとやばくないか?なんか喉に突き付けられてるよ
そして逃げ出した男子。ああ、馬鹿だなー
荷物チェックがどんどん進む。
そんななかで風紀委員に引きずられているさっきの男子の姿が見えた。ドンマイだね
そしてとうとう私の番になる
「……。君ちゃんと校則守ってるんだね。」
私はいらない物は持ち歩かない主義だ。だから学校生活に関係のない物は持っていない。
本当に良かった。
荷物チェックをパスでき、さらに雲雀さんと話すきっかけをつくることができた。日頃の自分を褒めてやりたいくらいだ
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