めいん

□入学式C
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 さすがに三年生ともなると、部活の長などが多く、それなりの慌ただしさを展開している。

「そんなことよりオレが気になるのはクラス分けだ!」

 ロニは満面の笑み。
それもそのはず、卓越した可愛い女子が多い学園にも関わらず、今までロニが所属するクラスには一人として回って来なかったのだ。
今年こそは、と気概に燃えるロニ。

「勉強もあんだけやる気を出したらいいのにさ。今ごろ学年一位でもとれてたんじゃないかい?」

 ナナリーは呆れ顏で眺める。
だが、ロニにはそれを気にする余裕はない。

「いくぜ! これがオレの……ファイナルチャンスだァー!」

 猛ダッシュで、貼り出された表へと突進し、謎のビームで人をかきわけるロニ。
そして、辿り着いた先には、残酷な現実が記されていた。

「……む、無念……っ」

 崩れ落ちるロニ。
側には、同じように膝をつくヒスイの姿があった。

「……チクショウ、なんで一〜三組にかたまってるんだよ……美女さまが」
「同意。何故四組だけ平均的容姿の女子しか在籍していないのか、自分には理解しかねる」

 クンツァイトが平然と述べる。


 その後、三人は四組女子からどんな扱いを受けるのだろうか。
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