garo

□Apraxia
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━俺だけをみていた君はどこに行った?



いつもみる夢。
闇の中を手探りで君を探してた。


君の声も感触も記憶も、
なにもかも見付からなくて
頭を抱えこんだ。


思い出さえも見付からない。


視界さえ無にしてしまう大きな闇に向かって吠えた時、必ずいつも目が醒める。




君はどこに行ってしまったの?
俺だけを見つめていた君は?


現実世界には、もう君は俺の前からいなくなってるだなんて酷すぎる。



出来れば俺以外の男の隣にいないで、帰ってきて。



俺の隣は空いてるから、少しでもくれないか。


━━肺一杯に君の香りを
  両手一杯に君の温もりを
  心の中一杯に甘い記憶を━━

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