片恋ノ本
□〜幼馴染み〜
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幼馴染みだから...
懐かしい記憶達...
「らんたち.ずぅーーーっといっしょだょね?」
「あたりまえじゃん だってオレたちだぜ?」
「そうだょ りんたちはいっしょにいなきゃだよ?」
「ぼくたちは 4にんでひとつだよ」
「そうだ! タイムカプセルうめようぜ!!」
「あっっ!それイイ!!」
「すごくいいとおもう!!」
「あのおかの.いちばんたかいところ...傘の木のねっこのとこにうめない?」
「よぉしッッ!じゃあみんな.あしたたからものもってしゅうごうな!!」
翌日埋めたタイムカプセルの中に入れたものは...
あれから何年たったか...
私達は早く大人になることを望んだ...
ガキの考えだけで...そう思っていた...
大人がスーパーマンな訳ないのに...
大人が魔法使いな訳ないのに...
ただ無垢に...そう思っていた...
そう望んでいた私たちは...
私達は16歳になった...
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