運が良いのか悪いのか(甲)

□序章
そうだ、戦国に行こう
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今日は日曜日。
現在時刻15時ちょうど。
現在、私達はBASARAプレイ中です!棗とタッグで大武闘会ね。

私の使用キャラは勿論、風魔小太郎!何と言っても一番好きなキャラだから、レベルもMAX。
因みに、棗は真田幸村が『超』がつくほど好きらしい。
……でも、この二人関連性無いなー……。同じ忍で猿飛佐助なら、真田主従コンビ。同じ槍使いで北条のじいちゃんなら、北条主従コンビ……って、繋がりが見えるけど、接点も何もないよね。コイツら。
ま、二人とも好きキャラ使ってるだけなんだけれど。

「危なかったねー。薫がいなかったら、確実にアウトだった!」
と、冗談混じりに言うのは棗。
……アウト、と言うほどピンチには見えなかったな。いつも『私が幸村を一番上手く扱えるんだ!』(←1stガ○ダムのア○ロかよ)とほざいてるだけのことはあるみたいだ。
「棗……まぁ、そういうことにしとく。」
むしろ、私の方がピンチだったかも。ギリギリ体力残ってて死なずにすんだけど。……なんかあまり納得いかないな。バサラはじめた日は一緒、なのになあ。

「大武闘会完全制覇完了!セーブだセーブ〜っと!」

私達の一時間二十八分を無駄にしてなるものか!って、けっこう時間たってたな。
カカッ、ガシンッ、という、バサラ独特のカーソル音の後、

「あれ、何コレ?」

テレビ画面に表示されていた選択肢は、いつものセーブを確かめるそれではなくて、
『行きますか?』の文字と、

『はい』、『いいえ』の選択肢。



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