text
□my world
2ページ/3ページ
しかし、彼との世界を知ってしまった今…。
その全てを投げ捨てても構わないと思うほどに、私は世界に囚われている。
あぁ、もしこの世界に終わりがあるのならば、
その終焉を告げる鐘の音は、きっと彼に違いない。
あぁ、仁王君…
どうかこのまま私を捕らえて離さないで下さい。
君のためならばこの命すら差し上げますから。
世界の終わりは、まだ見えない。
「………………何じゃこれ。」
「何って、記念日のプレゼントですよ!」
「いや、そんなキラキラした目で見られても…。」
「ど、どうでしょう?私の気持ちをぶつけてみました…。」
「…ん。別れようか。柳生。」
な、何故ですか仁王君!?
-end-