僕だけの場所
□俺だって…
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今日は朝から刺す様な冷たい空気が部屋中を駆け回っていやがる…
…三蔵は今日も、不機嫌そうなカオしながらタバコ吸ってる…
外は真っ白で、何も見えなくなりそうだし、大好きな低い声も書き消されちゃいそうで…
なんだか、俺…
…無性に恐いんだ…
空「三蔵…?」
なんだか寂しくなった感情が溢れ出して来て、押さえ切れなくなって、つい俺の口から言葉になって出た…
何話すか決めて無いのに…
三「…んあ?なんだ呼んだか…!?」
軽く睨み付ける様にして俺に紫瞳を向けた…
悟「ああ…あの…さ?三蔵は雪好きか…?」
とっさに出て来た言葉は今金瞳に入って来た空の景色を見て出て来た言葉だ…
俺…何したいんだろ…?
自分に嫌気が刺してくるくらい…ため息がふと漏れそうになった時…
三「フン…なんだ、前に言わなかったか?俺が好きなのはお前ただ一人だと…悟空。」
空「三蔵…?」
わざとらしい台詞なんて、聞きたくない今なのに…
何処か期待する俺がいた…
三「面倒事は大っ嫌いな性分なんでな、本当は一回言った事を2度も話したくなんぞ無いんだがな…仕方ないバカなお前の事だ、3歩歩いたら忘れちまうだろ?」
空「…なんなんだよーッ!少しは甘えさせてくれたっ…」
あッ…!
俺今本心言いそうに…
ってか、言っちまったよな…?
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