僕だけの場所

□―好きだなんて、言わせない―
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美「どういう意味だ…」

斉「…コレ、なんだか分かりますか?」
斉藤は俺に細い針金のようなモノを取り出し…

俺に見せた…

美「…それがどうしたんだよ…?」

斉「…もしかして、怯えてるんすか?鴇さん…」

美「…なんで俺がお前みたいな奴にいちいち怯えなきゃなんねーんだ…」

あいからわず冷たく斉藤を睨み付けていた…

しかし、にらまれても斉藤はちっとも同様しない…

それどころか、余裕振っている様にも見える…

俺が、コイツを睨みつける理由はきっと、これだ…

斉藤は俺に近付き、そっと俺の胸を触った…

美「…やめろ…斉藤…」

斉「…強がってるんすか?鴇さん…」

美「…別に、そんなんじゃない…」

斉「…もしかして何されるのかもう解ってたりして…」

美「…それは…」

斉「…じゃあ、試しますよ?」

斉藤は俺のワイシャツに手を掛け、露になった俺の肌を味わうように触れた…

斉「…なんか、ゲームとかアニメ、漫画とかにありそうっすね…」

美「…あっ…」

斉「…もしかして鴇さん感じてるんすか…?」

美「…もっ…いいから、やめろ…」

斉「そんな、喘ぎ混ざりの声で頼まれても説得力無いっすよ…?」

美「いいから…腕に縛ってあるお前の上着をほどけ…」

斉「…本当はもっといじって欲しいんじゃないすか…?」
斉藤は俺の胸の唐突を指でこねくり回した…

美「…あっ…はぁっ…あん…斉…藤っ…もう…」

斉「…もう、何すか?」

美「…いい加減に…しろ…」

斉「…あれ、俺鴇さんの声もっと聞きたいんすけど…」
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