僕だけの場所
□君と甘いお菓子
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3月に入りたてだというのに、温暖化のせいなのか?
細かい事は分からないが…
こんな時間だってのに、全然寒くない…
家の近くのコンビニに足早で行っただけでうっすら汗をかきそうなくらいだ…
風は温く滅多にないせいか、気持ちが悪かった…。
その事に気付かされたのは、八戒と一緒に洗濯物を取り込んでる最中の事だった。
今は皆お酒を飲んだみたいで、八戒以外はぐったりとおつまみの乗ったテーブルに身体を預けていた…。
空「なぁ?三蔵ー?」
つい気になって声を掛ける俺…。
三「うーん…」
機嫌が悪そうにうなった…。
八「悟空?」
空「えっ!?何?」
八「…もう夜遅いので後は僕に任せて今日はゆっくり休んで下さい…。」
空「でも…八戒だって色々家事して大変だろ?俺の部屋に三蔵連れてくから、悟浄は頼むな…?」
そういって、テーブルにあるチョコレートを一つつまんで口にほおり込んだ…。
うん…甘い…。