恋の焦点

□2話 小豆恋愛U
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さて、入学して早くも1ヶ月!


別所への気持ちは時が経つにつれて大きくなっていきます。



やっぱり、あれだけで好きになるのは違うのかなと何度も思ったけど、

きっと人が人を好きになる理由なんて必要ない。


そう思うと気が楽になるんだよね。



それから、小豆はついに卓球部に入部することを決意したのでよろしく!

この高校の卓球部は人数が少ないので男女混合の部活らしい。


ちなみに入部したのは、

別所渚。冬枝雪。二舞竜人。釘塚早苗。木芝草芽。有坂弥生。そして平石小豆。

以上7名。


一応紹介。この物語には全員出る訳だしね。




さて、ある日の帰り道。


小豆は最近、同じ卓球部で家の方向も同じ早苗と一緒に帰るようになりました。



『小豆ね、週末に別所と遊ぶんだけど早苗も来る?』

「え、邪魔しちゃ悪いし…」



早苗にはすでに小豆の好きな人を教えていて(もちろん別所だよ)、

こうして時々いらん気を使われる。



『そんなこと言わずにっ。木芝も来るよ』

「なっ!」



ちなみに木芝は別所どころか二舞にも勝るイケメンくん。

そして早苗の好きな人…



「なんでそうなるのっ!」



なんじゃないかなーと小豆は勝手に思ってるわけ。

まあ小豆の予想はかなりの確率で当たるし、ほぼ間違いないんだけどね。



『だって木芝のこと好きなんでしょ?』

「ちょっ、声大きいって。てゆーか違うし」

『もう、分かってんだぞ』

「ああ、もうっ!」

『じゃあ、来ないの?』

「い、行く!」



ほらね。



『じゃあ、認めるんだ?』

「ええ?そうなる?」



困り果てた早苗を見て楽しみ、

同時に早く週末が来てほしいと願うのです。








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