恋の焦点
□12話 Qちゃん恋愛U
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恋愛なんてする柄じゃないなんて、そんなの分かってた。
あんだけで恋に落ちる自分がバカだってことも。
でも、この高鳴る鼓動を他で説明することはできない。
それほどまでに俺は小豆さんに惚れてるというのだろうか。
それから変な話になるけど、俺ってMだったのかな。
だって、どんなに嫌なあだ名でも小豆さんに呼んでもらえると嬉しいし、
小豆さんに髪の毛いじられたり、ほっぺ突付かれたりすると嬉しい。
いや、変態なのか?
で、でも、好きな人に名前呼んでもらったり、
体が触れ合ったりすれば誰でも嬉しいよな?
そうなんだ。
彼女はやたらスキンシップが多い。
まさか、惚れさせようとしてる?
そ、そんなことはあり得ない。
でも、そんなオープンな所もいいと言えばそうだ。
はあ…。
本当、最近の俺、俺らしくねえわ。
どうしちゃったんだ。
こんなに悩んでるけど、この恋は実は初恋ではない。
俺の初恋は…
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