恋の焦点

□13話 小豆恋愛W
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はあーっ。

今日はなんか色々あったなー。



ボフッ



ベッドに倒れ込み、枕に顔を埋める。



『ほんとバカだよなあ、小豆。人間性テストって何?あはは…』



小豆はこんな最低なことする悪い子なのに、



―――「気にすんなって」―――



なんで別所は許してくれるの?

なんでそんなに優しいの?



ドキドキドキ



小豆、どんだけ別所のこと考えてるんだろう。

その度に胸が熱くなって、苦しくて、もどかしくて。



でもね、何でか分かんないけど、最近毎日が楽しいんだ!


ただ別所といるだけでキラキラ輝いてて、充実してる。

もっと一緒にいたい、もっと近くにいたいって欲張りになっちゃう。



そうだ、告白は?

もう別所のことよく知れたじゃん。

あんなことしなくたって、小豆の気持ちは変わんないじゃん。



それでも小豆が告白をためらうのは、

小豆が告白しても別所は断らないんじゃないかってこと。


いや、断られないに越したことはないんだけど、そうじゃなくて、

優しい別所が自分の気持ちを優先して相手を断るとは思えない。


そんなのイヤ。


別所の本当の気持ち知りたいから。

別所には自分の気持ちを大切にしてほしいから。








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