でぃしでぃあ

□支配するなら
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「つまらん」


 唐突に皇帝が呟いた。


「おい、貴様。私の支配を受けろ」

「無理だ」


 最近フリオニールが激冷たいです(by皇帝)


「いや、普通に無理だろ!」

「くそ、ハゲてしまえ」

「なんだその負け惜しみ(なのか?)」

「カーネーションを野薔薇と間違えて育ててしまえ」


「間違え無いからね?!普通に分かるから!!」


 育てたら育てたで母の日に贈れそうです。


(そんなに暇なのか?)

 まぁ、混沌陣は誰も相手にしてくれなさそうです。


「とりあえず、支配するなら他を当たってくれ」

「オススメは居ないのか?」

(え、それ訊くの?!)

「ちなみにウォーリアには断られた」

(そりゃあ断るよ)

「ティナとかいう娘は直感的に私が無理だ」

「何故だ?」

「魔女は言うことを聞かん。懲り懲りだ」


 アルティミシアに振り回されたご様子。
 確かにその直感は正しいかもしれない。


「私も願い下げ」

「噂をすれば、ティナ」

「そんなことされた日には天の歎きを…」

「うん。分かってる」


 皇帝が若干怯えてます。



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