DFF・学園

□Happy Barentain
1ページ/6ページ


「はい、スコール。こっちはティーダに」


 ティナが二人に可愛くラッピングされた包みを渡す。


「…なんだこれは?」

「あれ?スコールもしかしてバレンタインって知らないッスか?」


 その言葉に、スコールは首を傾げる。


「フフフ、意外ね。スコールならたくさん貰ってるのかと思ったわ」


 ティナがクスクスと笑う。

 隣でティーダが包みを開けて目を輝かせていた。


「もしかして手作り!?」

「うん。ちょっと形が悪いかもしれないけど、板チョコ渡すよりはね」

「サンキュッス!」


 スコールも包みを開ける。
 甘い匂いが鼻をかすめた。

 チョコをボール型にしたチョコトリュフが入っていた。


「みんなにも渡して来なきゃ」


 ティナは小走りで廊下を駆けて行った。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ