DFF・学園
□嘘
1ページ/5ページ
ティーダ
「大っ嫌いだ!!」
ジェクト
「へいへい。そうですか」
ティーダ
「何笑ってんだよ!意味わかんねっつの!!」
いつもの喧嘩。
体育の時間になるたびにいつもこの調子だ。
体育教師であるジェクトは、ティーダの父親でもある。
ティーダは、優柔不断なジェクトが嫌いだと、授業だけじゃない、顔を合わせるたびに突っ掛かっていた。
しかし、今日の喧嘩は少し様子が違うようだ。
ティーダ
「意味わかんねぇ!ニヤニヤニヤニヤ、キモいっつの!」
負けず劣らず突っ掛かってくるはずのジェクトが、ティーダが大嫌いと言うのをニコニコしながら聞いていた。
それが、ティーダにとってとてつもなく不快だった。
* * * * *