DFF・学園
□拉致事件
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頭が…ボーッとする…
あれ…?ここ、どこ…?
オレ…どうしちゃったッスか…?
皇帝
「――ということになる。…オイ、そこの駄目犬。ちゃんと聞いているのか?!」
フリオニール
「どこをどう見たら聞いてないように見えるんだ!?それに俺は駄目犬じゃない!フリオニールだ!」
セシル
「まぁまぁ、フリオニール。皇帝様はフリオニールが大好きだから仕方ないんだよ」
フリオニール
「気持ち悪いし!」
三年教室はいつも騒がしいと苦情が殺到する程煩い。
バッツ
「フリオニールの何がいいんだかなー?ティーダの方が絶対可愛いだろ」
セシル
「あはは、フリオニールと比べるのがそもそもの間違いだろバッツ」
セシルはたまに、顔に似合わず毒を吐く。
皇帝
「貴様等煩い!」
ウォーリア
「いや、そもそも先生が事の発端。だから先生が静かにしたらいい」
フリオニール
「そうだ!もともと皇帝が変にちょっかい出すからいけないんだ!」
皇帝
「フン。ならばもう、貴様にはちょっかい等出さん。面白くもない」
じゃあ、今まで面白くないのにちょっかい出してたのか?と真面目に考えるクラウドだった←
スコール
「ティーダ」
ティーダ
「なんスか?」
スコール
「すまないが、今日は一緒に帰れない」
ティーダ
「呼び出し?」
ティーダが笑いながら言うと、あながち間違ってもいなかったらしくスコールがしかめっつらで頷く。
スコール
「全く、面倒事ばかりだ」
音楽のファイルを手に、スコールは嫌々教室を出ていく。
クジャに「センス0」と言われたのでその補習を受けるのだという。
ティーダ
「うーん…先に帰るか」
ティーダは教科書をかばんに詰め込み、教室を後にする。
しかし、ティーダが校門を出ていく姿は目撃されなかった…
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