LOVE×LOVE
□夜の散歩
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―今夜は星が綺麗だ…―
なんて、こんなにのんびりして星なんかみたのはいつ振りだろう。
冬の空にオレの息が白く溶け込む。それさえも綺麗に見えてしまう。
今日はイルカ先生と待ち合わせをしている。
「たまには夜に散歩でもしませんか?」
そうはしゃいでいるイルカ先生をみて、俺は断れるはずがなく、「いいですねぇ」と微笑んでいた。
「なかなか来ないな…」
それもそうか。30分も前に待ち合わせ場所に来たのだから。
(高校生のデートか…アホらし)
そう思いホントに自分がアホらしく思えてくる。いつもなら生徒を平気でまたしてるのにな。
待ち合わせ時間までまだあと15分ある。
「流石に早すぎたなぁ…」
といい苦笑しながら、体を温めるように地面にしゃがみギュっと体を縮める。この寒さに夜と来たらいくらなんでもマフラーだけじゃ寒いことに今気づく。
またも苦笑して、イルカ先生と一緒にすごせることが嬉しくて、急いで出てきた自分が笑える。
「カカシ先生ー!!」
聞き覚えのある優しい声。イルカ先生だとすぐに分かった。まだ時間まで10分あるのに、そういうところはイルカ先生らしい、と少し笑みがこぼれる。
「どーたの?時間まだあるよ?」
「そ、そんなの、貴方が見えたから、遅れちゃったのかと思って…時計忘れてて」
歩きながらそういって苦笑するイルカ先生が可愛くて、引き寄せてキスをした。
「っ!!な、いきなり何ですか!」
少し照れてるイルカ先生も可愛いな、と思い、本音をばらす。
「イルカ先生があんまり可愛いから、つい、ね」
そういって微笑むと、いつものように怒られるのは分かっていたけど、そんな平和が好きで…このときが続けばいい……そう思った。
「もうっ、アンタって人は…」
そういって呆れるイルカ先生が愛しくて…
「好きですよ。イルカ先生…」
俺たちは深いキスをした。
「…オレだって好きですよ…。」
その言葉も嬉しかったけど
何より、イルカ先生。貴方と居られることが
オレにとっての幸せなんです。
だから、ひとつ我侭をいってもいいかなぁ?
――オレの隣に…居てくださいね…
いつまでも、いつまでも…――
☆*゚END゚*☆
▼あとがき
なんていうか、掘り出したのですが…
何時書いたのかさっぱりわからない!
謎に甘すぎる…きもーい←
もっとカカイルはよさがあるはずなんすけど…
お粗末さまでしたorz
Master¢白刻 蒼夜